New
2019冬 東京ストリートカウント 2/22(金), 3/2(土)深夜開催
参加者170名募集中!
行政調査で捉えられていない深夜のホームレス人口を市民が調査し、考えるきっかけとする「東京ストリートカウント」。今冬は2月22日、3月2日の深夜に都内6区の調査を実施します。詳細はこちらをご覧ください。
今すぐ参加登録をご希望の方は、下記のフォームからご登録ください。
18歳未満の参加希望の方は以下より参加承諾書をDLし、当日ご持参ください。
2018夏東京ストリートカウント
参加者アンケート結果をとりまとめました!【1次発表】
今夏のストリートカウントでは、ホームレス人口の実態把握とともに、こんなに多くの市民がホームレスの人々に心を寄せていることを社会に伝えようと考え、参加者の方々にアンケートを通じて声を発信してもらいました。
その第1次の結果として「参加者の感想 バブルチャート」「○○へひと言! 参加者の2004の声」の2つを発表します!
(アンケート結果の詳細な分析は、ストリートカウントのプロジェクト報告書として後日発表予定です。)
約500名の参加者が発信する2004の声、ぜひご覧ください!!
2018夏東京ストリートカウント 参加者アンケート結果【1次発表】はこちらから(2018年10月1日更新)
2018夏東京ストリートカウント 調査結果【速報】
2018年8月3日、4日深夜に調査を実施した15区7市の調査結果について集計・精査が終了しました。
各区市での結果を調査結果【速報】として発表します。詳細な項目の結果等は別途発表いたします。
2018夏東京ストリートカウント 調査結果【速報】はこちらから (2018年9月4日更新)
2018夏東京ストリートカウント 実施報告
今夏8月3~5日に、2018夏東京ストリートカウントを実施しました。多くの方のご協力を得て、無事に全日程を終えることができました。
応援していただいた皆さま、本当にありがとうございました!
以下は、7月2日~8月5日の期間中、campfireにて実施していた東京ストリートカウントのクラウドファンディングの活動報告ページの転載文です。(一部加筆修正)
(転載元のページはこちら)
-------------
こんばんは、ARCHの片田です。
『2018年夏 東京ストリートカウント』。
3日間全ての調査を無事に終えることが出来、また、クラウドファンディングもそろそろおしまいへと近づいてきています。
今回の東京ストリートカウントは、調査という意味だけではなく、一人でも多くの方が『見ようとしなければ見えない問題』であるホームレス問題というものに気づき、私達ARCHを含む東京に関わる人たちで共に解決に向けて考えて行きたいと考え、実施してきました。
3日間のストリートカウントで、どのくらいの参加者、調査エリアがあったのか。
ここで実施結果をお伝えするとともに、参加して下さった方々やご協力くださった方々に深く感謝いたします。
私達の呼びかけに応えてくださり、本当にありがとうございました!!
【2018夏東京ストリートカウント 3日間総計】
◆総参加者数:約500人
◆調査市区数:7市16区(2河川)
◆総本部数:21本部
◆総班数:108班
2018夏東京ストリートカウント各日程の実施報告
8月3日13:00~ 多摩川河川敷
◆参加者数:約60人
◆班数:13班
◆本部数:3拠点(六郷/二子玉川/府中)
多摩川河川敷は、熱中症の危険性を考慮して調査自体は中止となりましたが、各エリアにて室内プログラムを実施しました。
当日の活動報告記事はこちら
(campfireプロジェクトページ 活動報告)
8月3日24:30~ 東京周辺市・区部
◆参加者数:約160人
◆班数:30班
◆本部数:7拠点(中野区・杉並区/江戸川区(小岩)/江戸川区(西葛西)/大田区・世田谷区/三鷹市・武蔵野市・府中市/八王子市/立川市・国立市)
当日の活動報告記事はこちら
>【ストカン報告②】8月3日深夜24:30~ 東京周辺市・区部
(campfireプロジェクトページ 活動報告)
8月4日24:30~ 東京中心区部
◆参加者数:約220人
◆班数:54班
◆本部数:9拠点(渋谷区・目黒区/新宿区 2拠点/豊島区/文京区/台東区/墨田区/千代田区・中央区/港区・品川区)
当日の活動報告記事はこちら
>【ストカン報告③】 8月4日深夜24:30~ 東京中心区部
(campfireプロジェクトページ 活動報告)
8月5日13:00~ 荒川河川敷
◆参加者数:約60人
◆班数:11班
◆本部数:2拠点(足立/江戸川・葛飾)
荒川河川敷は、熱中症の危険性を考慮して調査自体は中止となりましたが、各エリアにて室内プログラムを実施しました。
当日の活動報告記事はこちら
(campfireプロジェクトページ 活動報告)
最後に、ストカン運営チームから、応援していただいたみなさまに向けたメッセージを載せたいと思います。
------------------------
【運営管理チーム 阿部】
2018夏東京ストリートカウントの運営をしました、ARCHの 阿部です。
今回のストリートカウントを実施するにあたり、 準備や当日の調査では高校生、大学生、調査エリアが地元の方、 ホームレス支援に関わる方、 全く関わりのない方など多くの方々にお会いすることができました 。 その中には東京在住の方だけでなく全国各地から参加してくださった方々が多数いて、「東京を変える」 には東京に住む人だけでないさらなる力が必要だということを感じ ました。
ボランティア参加者1000人には届かなかったけれど、この3日間で東京に集った約500名の力、 思いは今後の東京を変える原動力になると信じています。
ご協力下さった皆さま、本当にありがとうございました。
------------------------
【運営管理チーム 青山】
2018夏東京ストリートカウント応援してくださった皆さま
こんばんは。ARCHの青山です。ご参加くださった皆様、 クラウドファンディングにご協力くださったみなさま、 そしてこのストリートカウントについて興味を持ち、 応援くださったすべてのみなさま、 本当にありがとうございました。
様々な立場や年代の方々が集まり、東京の街を歩き、見て、 話し合う、という、単純なようにも思えるこの活動が、 東京という街がホームレス問題に向き合い続けるための力の源にな るということを、改めて感じた数ヶ月、 そして調査当日の3日間でした。
今後も皆様と一緒に、ホームレス問題を通して、 今より少しでもやさしい東京の街をつくれたら、と思っています。 引き続き、ARCHをチェックしてくださいますよう、 どうぞよろしくお願いいたします。改めて、 本当にありがとうございました。
------------------------
【クラウドファンド・SNSチーム 片田】
ストリートカウントを通じて、東京に関わる多くの人々がホームレス問題があるということを認識し、少しずつ日常の考えや行動が変化する。そのちょっとした変化が広がっていくことが、東京が変わるということである。
この気持ちがあったからこそ、大勢の方から少しずつ力を貸していただき、大きなエネルギーへと変換していくクラウドファンディングにも挑戦することができました。
ストリートカウントが終わり、クラウドファンディング募集終了まで残り2時間を切った今、改めて一人ひとりのエネルギーが束になった時の強さを実感しています。
参加して下さった皆さま、ご支援くださった皆さま、そしてこのページをご覧頂いているあなたへ。
今私が感じている感謝の気持ちの大きさは伝えきれませんが、少しでもこの気持ちが渡せますように。
本当に、ありがとうございました!
市民参加型路上ホームレス人口調査 「2018夏東京ストリートカウント」
多くの方のご協力を得て実施いたしました。結果やご参加いただいた方の声は、後日、本ページにて公表いたします。
ー誰も知らない深夜の東京に出会おう。そして、東京を、変えよう。
日程(予定):
8月3日(金) 日中13:00-17:00 多摩川河川敷
8月3日(金) 深夜24:30-28:30 東京23区のうち外周部
8月4日(土) 深夜24:30-28:30 東京23区のうち中心部
(渋谷、新宿、豊島、文京、千代田、中央、台東、墨田、港、品川、目黒を予定)
8月5日(日) 日中13:00-17:00 荒川河川敷
カウント参加に際して;
今回のストリートカウントは8月3日(金)と5日(日)昼の部と、8月3日(土)と4日(土)の深夜の部があります。昼の部ではおおよそ13時に集合、夜の部では深夜24時30分に集合します。昼の部では多摩川や荒川の河川敷を、夜の部では都内の駅や道路、公園などに寝起きしている人の人数を把握します。
集合してレクチャーを受けたあと、3人〜4人一組になり、2時間〜3時間程決められた範囲を徒歩や車で調査します。
調査が終了したら、あるいは待機場所で集計が終わったら解散となります。(夜の部では始発電車まで待機できます。)調査結果は後日発表し、行政や都議会への政策提言やその根拠となる学術研究に利用します。
ストリートカウント実施前には、ホームレス問題についてのレクチャーとアウトリーチ(夜回り)を体験するチュートリアルを実施します。また、ストリートカウント実施後には、参加者とその紹介者を対象にした意見交換・交流の場であるオフストリートカフェを各地で開催します。ぜひ、ご参加ください。
市民1000人が深夜の街を歩くと、
どうして東京が変わるのか?
写真:間庭裕基
ー東京では一体どれだけの人がホームレス状態にあるのか、だれも知らなかった。
ホームレスの人数を把握する調査は東京都も実施しており、これに基いてホームレス支援施策が立てられています。しかしこの調査は昼間に行われているため、例えば昼間働いて夜間のみ道路や駅、公園等で寝泊まりしている人の人数は反映されていません。昼間と深夜の大きく異なる実態—これをはじめて明らかにしたのが、ARCHと市民の協力によって実施している「東京ストリートカウント」です。
今夏は今までにない規模として、市民1000人によるストリートカウントにチャレンジします。
市民が実際に街を歩いて、ホームレス状態にある人の人数をカウントする。この一見単純に見える調査が、なぜ東京を変えるのでしょうか?
写真:間庭裕基
ホームレス問題は、見ようとしなければ見えない都市の問題
これまで行ってきた東京ストリートカウントでは、昼間に比べ約2.6倍の人が深夜に野宿状態にあるということが明らかになりました。東京都全体ではホームレス状態にある人は2500人以上、年間ではその10倍以上の人がホームレス状態を経験していると推計されます。これだけの人数が、既存の調査や政策には反映されていなかったということになります。
そもそも「ホームレス」とはつながりや居場所を失った「状態」であり、不安定居住やネットカフェ難民、貧困ビジネス、風俗産業など様々な社会問題とも連続する流動的な存在です。その実態を捉えることは非常に難しく、「見ようとしなければ見えない問題」だと言えます。
ホームレス問題を見ようとすると、ホームレス状態に至るには貧困や失業、住居の喪失、人間関係のトラブル、社会的孤立、精神疾患、依存症など、社会構造的な要因から属人的な要因まで様々な要素が重なり合っているということ、そしてそれに対応するには、福祉や医療、人権、住宅、公共空間管理、地域コミュニティなど様々な分野が連携する必要がある、複合的な「都市全体の問題」であるということがわかります。日本では福祉の対象として扱われることの多いホームレス問題ですが、実際に海外では住宅部局が主管となる場合が多く、分野横断的に連携し対応している例も見られます。
ホームレス問題に対しどう取り組むか、都市の姿勢を問われているのです。確かに存在するホームレス状態を見ようとしない都市は、優しい都市だとは言えないでしょう。
写真:間庭裕基
東京という都市がホームレス問題にどうアタックするか、世界が注目している。
私達が住む東京は2020年のオリンピック・パラリンピック開催を控えています。そのときに東京がホームレス問題に対してどう取り組むのか、世界が注目しています。
過去のオリパラ開催都市の中には、ホームレスの追い出しや不当な逮捕などが起こったことがあります。ホームレスの人々を公共空間から追い出しても問題は解決しないどころか、つながりや居場所を失ってホームレス状態に至った彼ら・彼女らを更に社会の周縁に追いやり問題を深めてしまうことになります。
一方で、オリパラを世界や市民の注目が集まるチャンスと捉えてホームレス問題に本気で取り組み、新たな政策や事業、芸術・文化活動などのレガシーを創った都市もありました。
東京は、オリパラに向けて見た目だけを美しくしたり、華やかな大規模イベントの陰で社会的・経済的に弱い立場にある人々を周辺に追いやるのではなく、多様な人が暮らし支え合う営みをレガシーとして遺せるでしょうか。
世界の都市で、市民がアクションしている。
今、ホームレス問題への市民参加が世界中の都市で起きています。見えにくい問題であるからこそ、多くの市民が問題だと知り、取り組みに参加する必要があるのです。細分化され分野別では対応しきれないホームレス問題こそ、市民や地域コミュニティのちからが必要です。
米国の大都市では、数千人の市民が参加するストリートカウントが実施されています。それだけ多くの市民の協力があってはじめて実態を把握することができ、対応を考えることができるのです。しかし、これだけの規模のストリートカウントは、多くの市民の理解と参加、実施する主体と多様な主体の連携がなくては実現できません。つまり、大規模な市民参加のストリートカウントを実施するということは単なる実態調査のみならず、それ自体がホームレス問題に取り組むコミュニティをつくるということなのです。
写真:池田優紀
2018年1月米国・ニューヨーク市のストリートカウント「HOPE」には約2500人の市民が参加した。ARCHメンバーも参加し、これだけ多くの市民がホームレス問題に関心を寄せ、それによって創り出される風景を目の当たりにした。
どう東京が変わるのか。
市民1000人のストリートカウントは、東京をどう変えるでしょうか。
まず、1000人もの市民がストリートカウントに参加したという事実が、ホームレス問題への注目を集める社会的インパクトになります。東京が都市としてホームレス問題に本気で取り組むべきであることを、多くの人に考えてもらう機会になります。
同時に、1000人によるストリートカウントを実施する過程では、多様な市民の連携と協力が必要です。ストリートカウントを実施したあとにはどれだけの人がどこでホームレス状態にあるのかがわかり、その地域ごとに見守りのコミュニティをつくることができます。見守りのコミュニティは、実態調査の枠を越え、ホームレス問題に取り組むためのリソースになります。ホームレス問題を介して強く優しいコミュニティが東京のいたるところに生まれます。人が人を支え合う営みがたくさんの地域で起こることで、東京は柔軟で強く優しい都市に変わるのです。
そして何よりも、ストリートカウントに参加してくださるあなたにとって、東京という街は今までとまったく違って見えるようになるはずです。いつもと違う時間帯、場所、視点で観る東京という街が、どう映るでしょうか。どんな都市になったらいいと、あなたは思うでしょうか。一緒に歩いて、一緒に考えてみましょう。
ーあなたも、東京を変える1000人に。
写真:間庭裕基
2017年8月に実施した東京ストリートカウントの集合風景。
カウント参加に際して;
今回のストリートカウントは8月3日(金)と5日(日)昼の部と、8月3日(土)と4日(土)の深夜の部があります。昼の部ではおおよそ13時に集合、夜の部では深夜24時30分に集合します。昼の部では多摩川や荒川の河川敷を、夜の部では都内の駅や道路、公園などに寝起きしている人の人数を把握します。
集合してレクチャーを受けたあと、3人〜4人一組になり、2時間〜3時間程決められた範囲を徒歩や車で調査します。
調査が終了したら、あるいは待機場所で集計が終わったら解散となります。(夜の部では始発電車まで待機できます。)調査結果は後日発表し、行政や都議会への政策提言やその根拠となる学術研究に利用します。
ストリートカウント実施前には、ホームレス問題についてのレクチャーとアウトリーチ(夜回り)を体験するチュートリアルを実施します。また、ストリートカウント実施後には、参加者とその紹介者を対象にした意見交換・交流の場であるオフストリートカフェを各地で開催します。ぜひ、ご参加ください。
ストリートカウントとは;
東京ストリートカウントは、2016年1月にARCHが東京で初めて実施した市民参加型の路上ホームレス人口調査です。これまで市民ボランティア506名にご参加いただき、計13晩5期に渡って都内13区を調査しました。深夜調査の結果としては、東京都が昼間に行う調査の約2.5〜2.8倍の人が野宿状態にあるという実態が明らかになりました。こうした一連の結果は既存の政策の根本を問い直すものであり、行政や議会への政策提言・メディアでの報道へとつながっています。 また、このように市民参加で調査を実施することは、自分たちの住む街に存在するホームレス問題に気付き直す契機になると考えています。ARCHでは東京ストリートカウント参加者限定の報告会やオフ-ストリートカフェ等、多様な市民がホームレス問題について考え対話する場も設けています。
ARCHとは;
ARCH(アーチ;Advocacy and Research Centre for Homelessness)は東京オリンピック・パラリンピックに向け、2015年10月に設立した市民団体です。ホームレス問題についてのアドボカシー(政策提言)と研究を行うチームで、研究者や学生、支援団体の現場ワーカー、法律家などのプロボノワーカーがメンバーとなっています。
人が人を大切にし、支え合う営みが、人と場所を結びつけ、柔軟な強さを地域に与える、そんな地域がたくさんある柔軟で強く優しい都市を目指しています。そして2020年の東京が、華やかな大規模イベントの裏で社会的・経済的に弱い立場にある人々を周縁に追いやるのではなく、多様な人々が共に暮らし支え合う営みをレガシーとして後の社会に遺せるよう、働きかけています。
情報提供のお願い
情報提供・お問い合わせ
ストリートカウントは毎回、ARCHや各地の支援団体、参加者の方など市民による予備調査を元に実施しています。その際、対象区の近隣住民の方の情報が非常に重要になります。
「○○公園にいつも一人いらっしゃるよ」「このあいだ○○橋の下で缶を集めているのを見たよ」など、小さなことでかまいません。皆さまの日常の目の持つ力をお貸しください。
また、ストリートカウントについてのご質問等もお気軽に問い合わせください。